【1月27日の日記】冬は淡いグラデーション。




    こう寒くなると、
    心まで冷えて頑なになって、世界が小さくなっていく気がしてる。
    あっという間に灰色の雲が立ち込めて、
    どんどんどんどん、自分が小さくなっていく。
    焦燥に駆られて、心臓を凍らせてしまう。

    なので、ほうっと染み込むような感覚を思い出している。
    ほろっと溶けるような言葉を探している。
    温かいコーヒーを淹れたマグカップを、
    両手でそっと包み込む幸せを思い浮かべてみる。
    「外は寒かったでしょう。その分、星が綺麗に見えたでしょう」
    父のやわらかい言葉を思い出してみる。

    最近、木の枝を見るのが好きだ。
    葉脈のようだと最初思ったけど、
    毛細血管の方がしっくりくると気付いた。

    季節の移り変わりとか、
    花が咲き誇り枯れていく様とか。
    そういったものが、
    人の身体と同じだと思ったことがある。
    身体というか、細胞というか。
    森羅万象といえばいいのか、
    全てのものが、
    小さな宇宙でできていると思っていた。

    そんな忘れていたことを一つ、
    思い出した。

    ROSSOの〈発光〉という歌にある、
    「散らばる光達は生きていると思う
    風になびく葉とか動物の毛並みのよう」
    The Birthdayの〈焦燥のバラッド〉という歌にある、
    「雪が降ってくる音を聞いたことがあるんだ
    それはとても静かで呼吸も聞こえない
    「かさかさ」でも確かに生命のようなものを
    感じることができるんだ 鼓動のような」

    散らばる光達を見たのも、
    雪の降ってくる音を聞いたのも、
    こんな季節だ。
    死んだ心に、命を吹き込んでくれる。

    Comment

    • 2016/02/16 (Tue) 11:17
      エリ #- - URL
      ありがとうございます。


      シトロエンの孤独さん、
      嬉しいお言葉をありがとうございます。
      お名前から察するに、ミッシェルがお好きなのでしょうか?
      素敵なお名前です。


    • 2016/02/14 (Sun) 21:37
      シトロエンの孤独 #- - URL
      No title

      素敵な言葉…☆

      詩人ですね(^_^)

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