オイラの目の前で。

    オイラの目の前でバッタが垂直ジャンプ。
    君、逃げる方向間違えただろう?
    オイラの目の前でカマキリが飛ぶ。
    君、階段にいると踏まれるぞ?
    オイラの目の前でキリギリスが揺れる。
    君、良いリズム感をしてるね?

    3日前の団地の向こうの雲が余りにも白くて涼しげ。
    きっとあっちの方角は南極だ、と1人納得。
    その後は重たい鉛色が雨降らせて、翌日には湿った風が吹く。
    一向に涼しくなる気配は無し。
    トカゲさんは小さくなってきた。
    明日はアスファルトになってんだろう。
    トカゲさんを食べた蟻さんは今年も冬を越すんだろう。

    寂しがり屋の秋は夏と上手くやってるらしい。
    ラムネが飲みたいな。
    ビー玉の取り方は未だに解らない。
    オイラは君達みたいに上手にこの季節を過ごせない。
    何処に置いて来たのかな。
    思い出せそうにないな。
    記憶は忘れるんじゃなくて、何処かに置いて来ちゃうそうな。

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